ワードの図表番号、見出し番号、目次を更新する方法
過去３回の記事で、Microsoft Wordの図表、見出し、目次をすべて紐づけて番号付けする方法をご紹介しました。今回は、それらを入力した文章を入れ替えた際にズレてしまう番号の更新方法について、ご紹介します。
なお、下記３つの記事を先に読んでいただけると、この記事の内容がよくわかると思います。
スタイルとアウトラインの定義を使って、ワードの見出しに付番
Microsoft Wordで作成した文書に「見出し」を書くとき、スタイルとアウトラインの定義を使って「見出し」に番号をつければ、文書の体裁を統一しやすくなるだけでなく、文書の入れ替えなどの編集もしやすくなります。
ワードにおける目次とページ番号の追加方法
この記事では、Micosoft Wordで作成した文書に、目次とページ番号を追加する方法を説明します。
ワードにおける図と図表番号の挿入方法
この記事では、Microsoft Wordで作成した文書に図を挿入する方法を説明します。また、見出し番号に連動する図表番号の挿入方法も紹介します。
今回で使用したバージョンは、Word2016です。
今回の記事で使用するドキュメント
今回の説明で使用するワードのドキュメントには下記のとおりデータが入力されています。
まず、最初のページには、目次が挿入してあり、ページ番号はありません。
次のページからフッターにページ番号が入力されています。最初の文字列である「アジア」には、スタイル「見出し１」がセットされ、更に「アウトラインの定義」により先頭に章番号が追加されているので、「1 アジア」と表示されています。
文字列「日本」には、スタイル「見出し２」を適用しており、「1.1 日本」と表示されています。その下層が本文で、図と図表番号が追加されています。図表番号は章番号を含んでおり、「図1-1 日本地図」と記載されています。
以後の各ページは、「1.2 中国」、「2.1 イングランド」、「2.2 フランス」が入力されており、それぞれに図と図表番号が追加されています。
ナビゲーションウィンドウでの文章入れ替えとナンバリングエラー
上記のドキュメント内で、文章を入れ替えたときに発生する番号付けのエラー（ナンバリングエラー）を確認しましょう。
タブ「表示」の中にある「ナビゲーション ウィンドウ」をオンにします。
画面左に表示されたナビゲーションウィンドウのうち、「1.1 日本」を「2.1 イングランド」と「2.2 フランス」の間にドラッグします。
見出し「1.1 日本」と下層にあった本文と図が「2.1 イングランド」と「2.2 フランス」の間に移動しました。
しかし、左側のナビゲーションウィンドウには「2.1 イギリス」「2.1 日本」「2.2 フランス」と表示されており、ナンバリングが正しく更新されていないことがわかります。
また、図表番号も「図1-1 日本地図」のままになっており、更新されていません。
図表番号の更新は「印刷プレビュー」
まずは、図表番号から更新してみましょう。
図表番号の更新は「印刷プレビュー」を表示するだけです。
キーボードで「Ctrl+p」を押し、印刷プレビューを表示します。
そして「ESC」キーを押して、元の画面に戻します。
「図1-1 日本地図」が「図2-2 日本地図」に変わりました。
図表番号は更新されましたが、見出しは「2.1 日本」のままになっています。
見出し番号は、印刷プレビューで更新されません。
見出し番号の更新は「右クリックし、自動的に番号を振る」
見出し番号にカーソルを移動させます。
見出し番号を更新するには、見出し番号の上で右クリックし、メニューから「自動的に番号を振る」をクリックします。
これで、見出し番号が更新されました。
目次の更新は、「目次を更新する」
図表番号と見出し番号が更新されましたが、目次のページを見てみると、見出し番号もページ番号も連番になっていません。
目次を更新するには、目次のどこかをクリックし、「目次を更新」をクリックします。
表示されたウィンドウのうち、「目次をすべて更新する」をオンにして、OKをクリックします。
これで、目次も更新されました。
まとめ
これまでの方法をまとめてみましょう。
| 📌NOTE |
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これらをまとめて更新する方法がないかと色々試してみましたが、見つけることができませんでした。
もしも見つかったら紹介させていただこうと思います。
それでは！
