この記事では、Microsoft Wordの機能のうち、見出しの色やインデントを変える方法を紹介します。

出来上がりのイメージ

下記の画像が出来上がりのイメージです。

この設定の主なポイントは、下記のとおりです。

  • 各章の境目が分かりやすくなるように、「見出し1」の背景を濃灰色とし、文字を白色にする。
  • 背景色を変えた「見出し1」は上下の空白が不均一になるので、均一に設定する。
  • 「見出し2」のインデントは「0」にする。
  • 「見出し3」のインデントは「5mm」にする。

なお、下記の記事で作成した文書で説明しますで、未読の方は下記の記事を先にお読みください。

スタイルとアウトラインの定義を使って、ワードの見出しに付番

スタイルとアウトラインの定義を使って、ワードの見出しに付番

Microsoft Wordで作成した文書に「見出し」を書くとき、スタイルとアウトラインの定義を使って「見出し」に番号をつければ、文書の体裁を統一しやすくなるだけでなく、文書の入れ替えなどの編集もしやすくなります。

見出し1を「濃灰色背景、白色文字」にする

スタイル「見出し1」を設定している「アジア」にカーソルを移動させる。


ホームタブのスタイルギャラリーのうち、「見出し1」を右クリックし、変更をクリックする。


「スタイル変更」のウィンドウが開いたら、左下の「書式」をクリックする。


「罫線と網かけ」をクリックする。


「網かけ」タブをクリックする。


「背景の色」のプルダウンをクリックし、カラーパレットの濃灰色(左から2列目、上から2つ目)をクリックする。


右下のOKボタンをクリックして、ウィンドウを閉じる。


「スタイルの変更」ウィンドウの「自動」と表示されているプルダウンをクリックし、「フォントの色」を「自動」から「白」に変更する。


右下のOKボタンをクリックし、ウィンドウを閉じる。


これで見出し1の背景が濃灰色、文字が白色になりました。

見出し1の上下の余白を均一にする

下図のとおり、見出し1の上の余白は狭く、下の余白は広くなっています。これらを均一な幅に修正しましょう。


カーソルを「アジア」にしたまま、ホームタブのスタイルギャラリーのうち、「見出し1」を右クリックし、変更をクリックする。


「スタイル変更」のウィンドウが開いたら、左下の「書式」ボタンをクリックし、「段落」をクリックする。


「段落」ウィンドウが開いたら、中央付近の「行間」のプルダウンをクリックし、「1行」から「固定値」に変更する。


📌NOTE
  • 「固定値」にすることで、「見出し1」の上下の余白が均一になります。


「行間」の右側の「間隔」の値を12ptから24ptに変更する。


右下のOKボタンをクリックし、ウィンドウを閉じる。


「スタイルの変更」ウィンドウに戻ったら、右下のOKボタンをクリックし、ウィンドウを閉じる。


これで、「見出し1」の上下の余白が均一になりました。

見出し2のインデントを「0」にする

下図のとおり、「見出し2」のスタイルを適用した「1.1 日本」の前にインデントがあります。これを「0」にしてみましょう。


「日本」にカーソルを移動させます。


ホームタブのスタイルギャラリーのうち、「見出し2」を右クリックし、「変更」をクリックする。


「スタイルの変更」ウィンドウが開いたら、左下の「書式」ボタンをクリックし、「段落」をクリックする。


「段落」ウィンドウが開いたら、インデントのうち、左の設定値を「7.5mm」から「0mm」にする。


右下のOKボタンをクリックし、ウィンドウを閉じる。

続けて、「スタイルの変更」ウィンドウも同様に閉じる。


これで、見出し2のインデントがなくなりました。

見出し3と標準のインデントを調整する

スタイル「見出し3」を適用した「東京」はインデントを5mmに、スタイル「標準」になっている「浅草」はインデントを20mmに設定する。また、「私の旅行」にスタイル「表題」を適用します。


以上で完成です。

スタイルの設定方法を知っていないと、色を変えるために、一つ一つの段落の色を設定する必要があります。

ぜひ、スタイルの使い方を身につけましょう。