パワークエリを使ってエクセルブックの結合した後で、結合元になっているエクセルブックを差し替えたり、追加・削除したい時のやり方を説明します。

ちなみに、下記の記事のチュートリアルで出来たエクセルブックを使って説明します。もし、下記の記事をご覧いただいていない場合は、先にそちらをお読みください。

Power Queryで複数のエクセルを1つに結合し、VBAで再度分割

Power Queryで複数のエクセルを1つに結合し、VBAで再度分割

もし、あなたがエクセルデータを結合や分割する時に、カットアンドペーストしているなら、この記事を読んでみてください。

上記チュートリアルの完了後のエクセルブックは、図のとおりになっています。この図の状態から説明していきます。

結合元のエクセルブックを「差し替え」る場合

まずは、結合元になっているエクセルブックを差し替える場合を説明します。

列または行が増減している場合に分けて、それぞれどのように表示されるか見てみましょう。

列(見出し)が増減している場合

サンプルファイルの場合

サンプルファイルとは、結合されるエクセルブックのうち、 結合の基準となる1つのブックのことです。

サンプルファイルの見出しを基準にデータが結合されます。

まず、どれがサンプルファイルなのかを確認しましょう。

タブ「データ」の中にある「クエリと接続」をクリックします。

右側に「クエリと接続」のメニューが表示されるので、「サンプル ファイル」の上にカーソルを合わせると、サンプルファイルのファイル名が表示されます。

サンプルファイルが「01_A支店.xlsx」だと分かりました。

サンプルファイル「01_A支店.xlsx」の列(見出し)を増やしてみましょう。
サンプルファイルになっている「01_A支店.xlsx」を開きます。
B列とC列の間に、列を挿入して、データを書き込みます。
挿入した列に「担当者」を記入しました。 このエクセルブックを上書き保存して、閉じます。
結合先のエクセルブックに戻って、データを更新するとどうなるか見てみましょう。

タブ「データ」の中にある「すべて更新」をクリックします。

「担当者」の列が追加されます。

なお、サンプルファイルである「01_A支店.xlsx」にだけ、「担当者」のデータを追加しているため、「02_B支店.xlsx」と「03_C2支店.xlsx」のセルは空欄になっています。

📌NOTE
  • サンプルファイルに列(見出し)を追加した場合、タブ「データ」の「すべてを更新」するだけで、結合先のエクセルブックに列(見出し)が追加される。
  • 逆に、列(見出し)を削除した場合は、逆に結合先のエクセルブックからその列(見出し)が消えます。

サンプルファイル以外の場合

次にサンプルファイル以外のエクセルブックに列を追加すると、どうなるか試してみましょう。

サンプルファイルではない「02_B支店.xlsx」を開きます。
A列とB列の間に、列を挿入して、データを書き込みます。
挿入した列に「部署」を記入しました。 このエクセルブックを上書き保存して、閉じます。
結合先のエクセルブックに戻って、データを更新するとどうなるか見てみましょう。

タブ「データ」の中にある「すべて更新」をクリックします。

ご覧の通り、「部署」の列は追加されません。

📌NOTE
  • サンプルファイル以外のエクセルブックに列(見出し)を追加・削除した場合、タブ「データ」の「すべてを更新」しても、結合先のエクセルブックには列(見出し)は追加・削除されない。
  • この場合、サンプルファイルに同じ「見出し」を追加・削除すれば、結合したエクセルブックにデータが追加・削除されます。

行が増減している場合

次に結合元のエクセルブックにおいて、行を増やして、結合先のエクセルブックを更新してみましょう。

「03_C支店.xlsx」を開きます。
5行目にデータを入力します。
「カメラ購入」を追加しました。 このエクセルブックを上書き保存して、閉じます。
結合先のエクセルブックに戻って、データを更新するとどうなるか見てみましょう。

タブ「データ」の中にある「すべて更新」をクリックします。

最後の列に「カメラ購入」が追加されました。

しかし、注意が必要です。

データの結合後に入力した「配分額」のF10セル「1800」が、F11セルに移動してしまいました。

この問題の原因と解決策を調べてみましたが、原因は不明で、解決策も見つかりませんでした。

手作業で修正するしかありません。

唯一分かったことは、「結合後に加筆された列データ(今回では「配分額」)は、最後の行だけが、テーブルの最後になるようセルが移動し、それ以外は入力時のセルの位置に留まる」ということです。

📌NOTE
  • 結合元になっているエクセルブックの差し替えた場合、結合後のエクセルブックの「すべて更新」をクリックすれば、結合後のデータが更新される。
  • ただし、結合後に加筆した列データは、ズレてしまうので、手作業で修正する必要がある。

結合元のエクセルブックを「追加」する場合

結合元のエクセルブックを1つ追加したい場合のやり方を見ていきましょう。

結合元の3つのエクセルブックと同じフォルダに、エクセルブックを新規作成しファイル名を「04_D支店.xlsx」とします。
「04_D支店.xlsx」のデータは、図のとおり記入しておきました。
結合先のエクセルブックに戻って、データを更新するとどうなるか見てみましょう。

タブ「データ」の中にある「すべて更新」をクリックします。

12行目から14行目に「04_D支店.xlsx」のデータが結合されました。

しかしテーブルの一番右下にあったF11セル「1800」は、F14セルに移動してしまっています。

結合元のエクセルブックを「削除」する場合

今度は結合元のエクセルブックを削除した場合、どうなるかを見てみましょう。

サンプルファイルになっているエクセルブックを削除する場合

まずは、サンプルファイルになっている「01_A支店.xlsx」を削除してみましょう。

「01_A支店.xlsx」を削除します。

タブ「データ」の中にある「すべて更新」をクリックします。

2行目から4行目にあった「01_A支店.xlsx」のデータが消えました。

サンプルファイルは、どれになったかを確認してみましょう。

右側に「クエリと接続」のメニューの「サンプル ファイル」の上にカーソルを合わせると、サンプルファイルのファイル名が「02_B支店.xlsx」に変わっていることが分かります。

これは先のチュートリアルで「Fileの結合」の際に、サンプルファイルを「最初のファイル」を選択していたためです。

サンプルファイル以外のエクセルブックを削除する場合

続いて、サンプルファイル以外のエクセルブックを削除した場合に、どうなるかを見てみましょう。

「03_C支店.xlsx」を削除します。

タブ「データ」の中にある「すべて更新」をクリックします。

5行目から8行目にあった「03_C支店.xlsx」のデータが消えました。

サンプルファイルのエクセルブックを削除する時だけ、注意が必要ですね